6月14日(火),県総合教育センターで管理職向けのICT講座を受講してきました。担当の主事が『校長がストッパーにならないように』と冒頭で挨拶をされたのが印象的でした。定員20名ほどの講座でしたが,応募はその3倍近くあったとのことです。管理職の間でもICTについて研修の意欲が高まっているように感じます。講座の中では,次のような話もありました。
『日本の人口は急激な減少傾向にあり,2100年に3770万人まで減少する。
これは明治維新のころの人口に近い』(国土交通省作成グラフより)
『人口増加と経済成長を前提とした従来の社会運営は,近い将来に限界が近づく。それに備えて,AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)によって社会運営を根本的に変革する必要があり,社会全体でDX*が推進されている』
というようなお話でした。
この話には「ICT活用は未来に生きる子どもたちにとって必要不可欠である。学校では,校長がストッパーにならないよう,子どものICT活用を積極的にすすめるように」という切実な願いも込められているように思えました。
さて,講座から一週間後のことです。校長室に一年生の小さなプレゼンターがやってきました。そして,慣れた手つきでタブレットPCを扱い,生活科で観察した胡瓜について教えてくれました。川上小では,一年生に限らず,熱心な先生方のおかげで,子どもたちは日常的にICTを使いこなしつつあります。
子どもたちの成長はとてもはやく,私の予想をこえていきます。ICT活用には不安もつきものですが,子どもたちのまわりの様々な立場の大人たちも学びのストッパーにならないように,配慮してほしいと願います。
社会を持続可能なものにするためにも「ICT活用は未来に生きる子どもたちにとって必要不可欠」なのです。